防災の知識は毎年変わる!2026年、防災情報がまたわかりやすくなります

9月1日は防災の日です。市民住まい向上委員会では稲城市・国分寺市・横浜市泉区など各地で防災講座を開催し、最新の防災知識を地域の皆さまにお伝えしています。
まず基本を確認:「避難勧告」はもう存在しません
令和3年(2021年)5月20日に「避難勧告」は法律上廃止されました。現在の避難情報は5段階の警戒レベルで統一されています。
| 警戒レベル | 情報の名称 | あなたがとるべき行動 |
|---|---|---|
| レベル1 | 早期注意情報 | 最新情報を確認する |
| レベル2 | 注意報など | 避難場所・経路を確認する |
| レベル3 | 高齢者等避難 | 高齢者・障がい者・妊産婦・乳幼児は避難開始 |
| レベル4 | 避難指示 | 危険な場所から全員、直ちに避難 |
| レベル5 | 緊急安全確保 | すでに命が危険。直ちに命を守る行動を |
重要なのは、警戒レベル5は既に災害が発生・切迫しており命の危険がある状態で、必ず発令される情報ではないことから、レベル5を待つことなく、レベル4までに避難する Japanese Government Onlineことです。
【2026年5月〜】防災気象情報がさらにわかりやすくなります
実はこれから防災情報がもう一段階わかりやすくなります。令和8年(2026年)5月下旬から、新たな防災気象情報の運用が開始される予定です。これまでの大雨警報は「レベル3大雨警報」という名称に変更になるなど、警戒レベルの数字が情報名称に直接付くようになります。 Japan Meteorological Agency
また、警戒レベル4に相当する新たな「危険警報」が新設され、危険な場所からの全員避難を促す情報が統一された形式で提供されるようになります。 Bosaijoho
これにより、テレビやスマホで情報を見たとき、「今がレベルいくつの状況か」が名前を見ただけで即座にわかるようになります。
なぜ避難しない人が多いのか
「自分は大丈夫」「今まで問題なかったから」という心理は「正常性バイアス」と呼ばれます。しかし近年は、50年・100年に一度と言われる記録的豪雨が毎年どこかで発生しています。
また、戦後に建設された堤防の老朽化により、堤防の崩壊・パイピング現象(堤防の下を雨水が通り抜けて崩れる)・バックウォーター現象(支流が本流に押し戻されて溢れる)など、新しいタイプの洪水被害も増えています。線状降水帯による短時間の集中豪雨で、道路の排水能力を超えた浸水も各地で頻発しています。
「備えあれば憂いなし」
2026年の大雨シーズンを前に、警戒レベルごとに「自分はどう動くか」を、家族や身近な人とあらかじめ話し合っておくことが、防災の大きな一歩です。 Uranok
防災の知識は毎年少しずつ変わります。市民住まい向上委員会の防災講座では、このような最新情報をわかりやすくお伝えしています。ぜひご参加ください。
お問い合わせは市民住まい向上委員会まで。市民住まい向上委員会の防災講座について
『一般社団法人市民住まい向上委員会 矢野克己』


