防災の日に考える「避難情報」の正しい知識〜避難勧告はもう存在しません〜

9月1日は防災の日です。市民住まい向上委員会では防災講座を各地で開催し、地域の皆さまに防災の正しい知識をお伝えしています。

「避難勧告」はもう存在しません

令和3年(2021年)5月20日から、長年使われてきた「避難勧告」という言葉が法律上廃止されました。令和元年台風第19号などの大きな被害を受け、「避難勧告」と「避難指示」の違いが分かりにくいという問題が指摘されたためです。

現在の避難情報は次の通りです。

警戒レベル情報の名称とるべき行動
レベル1早期注意情報災害への心構えを高める
レベル2大雨注意報など避難場所を確認する
レベル3高齢者等避難高齢者・障がい者・妊産婦・乳幼児は避難する
レベル4避難指示危険な場所から全員避難する
レベル5緊急安全確保すでに命が危険な状態。直ちに命を守る行動を

重要なポイントは2つです。

まず、「警戒レベル4避難指示」が出たら、危険な場所から全員避難すること Japanese Prime Minister's Officeです。以前の「避難勧告」はなくなり、レベル4が出たら迷わず避難してください。

次に、「警戒レベル3高齢者等避難」が出されたら、高齢の方や障がいのある方、妊産婦、乳幼児連れの方など避難に時間のかかる方とその支援者は危険な場所から避難する Japanese Prime Minister's Office必要があります。

また、警戒レベル1〜5の順番どおりに発表されるとは限らず、状況が急変することもあります Itabashi Cityので注意が必要です。

なぜ避難しない人が多いのか

「自分は大丈夫」「今まで問題なかったから」という心理は「正常性バイアス」と呼ばれます。しかし近年は、50年・100年に一度と言われる記録的豪雨や台風が毎年のように各地で発生しています。

また、戦後に作られた堤防の老朽化により、堤防の崩壊・パイピング現象(堤防の下を水が通り抜けて崩れる現象)・バックウォーター現象(支流が本流に押し戻されて溢れる現象)など、以前は少なかった種類の洪水も増えています。線状降水帯による短時間の集中豪雨で、道路の排水能力を超えた浸水被害も頻発しています。

「備えあれば憂いなし」

防災の知識は毎年少しずつ変わります。市民住まい向上委員会の防災講座では、最新の防災知識をわかりやすくお伝えしています。ご参加をお待ちしております。

ご相談・お問い合わせは市民住まい向上委員会まで。市民住まい向上委員会の防災講座活動について

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